今年は灯油が安いです。

今年は灯油が安いです。１リットル５５円ぐらいでしょうか。
ほんの数年前まで、灯油１リットル９０円ぐらいだったのに、急激に下がりました。
消費者としては、家計の負担が軽くなってうれしい限りですが、投資家としては・・・。

また、我が家はリビングのエアコンを省エネタイプのものに換え、暖房はエアコンのみにしたばっかりなのですが、
今年は、電気より灯油を使った方が安いという、なんとも言えない微妙な感じですが、
小さい子供がいる我が家では、安全性も考えた結果なのでした。

しかも、今後もずっと安い状態が続くという専門家の意見もあり、意味なかったのかな・・・。と思い始めてる今日この頃です(笑)

なぜそんなに安いのかというと、原油価格が下がっているからです。（当たり前(笑)）
ではその原因ですが、原油というのは、商品のため需給関係で値段が決まってきます。

需要（商品を必要な人）が多く、供給（商品を提供する人）が少ない場合、物の値段は上がっていきます。
今は逆で、需要（商品を必要な人）が少なく、供給（商品を提供する人）が多いため物の値段が下がってきています。

ではなぜ、今は需要に対して供給が多いのでしょうか？

・供給
　産油国（中東各国など）

・需要
　景気のいい国（中国など）
　資源がない国（日本など）

まず供給面では、従来の産油国に加え、アメリカがシェール革命によって、輸入国から産油国に変わったことが大きいです。
（シェール革命については後日述べたいと思います。）
そのため、市場に供給される原油の量が大幅に増えました。これが一つの要因ですね。

一方、需要側としては、中国の景気減速が大きいです。景気が悪くなるというのは、お金、人、物の流れが悪くなると言うことです。
よって、流れが悪くなれば、ガソリンや灯油など必要なくなってきますよね。
人が移動しなかったり、物を生産するためや、電気を発電するための機械の燃料は必要なくなりますよね。

この２条件が磁石のように、正反対に作用することによって今の石油の値段になっているということです。

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